NOTE2019.03.28

刈’s free noTe Vol.4

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こんにちはみなさん。刈です。各方面でeスポーツの話題は増していくばかり。3年後のこの業界は一体どのような変化をしているのか気になっています。

余談はさておき前回からの続き。またぐだぐだと一人語りさせてもらいますね。

家庭用の恐怖。鉄拳について考える。

晴れてプロゲーマーデビューを果たして、さぁ何をしよう。とりあえず大会で勝てば文句ないでしょ?ぐらいの感じの軽いスタートでした。アーケード筐体によるチーム戦の大会で連続優勝していたことにより、すっかり大会への自信も満ち溢れていた愚かなオトコ。

最初の大きな大会は2017年9月、Tekken World Tour(以下TWT)のTokyo Tekken Masters。ダブルイリミネーション方式のシングル戦。そして自身初となるアケコンを膝に置いてでの『家庭用大会』であります。

アーケード筐体プレイヤーの僕だったので、アケコンを膝に置いてプレイするなんてどう考えてもヤバイなとは思っていました。だから大会前にしっかりとそこは練習済み。お陰で膝置きへの違和感はあまりなかったことを覚えています。

しかしここで今までに経験したことのない大きな問題に直面します。

まるで回線の悪いオンライン対戦かのような『遅延(以下ラグ)』です。なぜこんなに重たいのか理解不能なくらい重たく感じました。配信台でもないのになぜ?コンボができない。確反が返せない。『※山ステ 』が踏めない。横移動がうまくできない。画面に集中なんてできる状態ではなかったです。
(※高速でバックダッシュを繰り返し、相手との間合いを取るテクニック。)

それでも何とか強者混じりのプールを抜け出す事が出来て一息つくことができました。後にラグについて家庭用大会経験者の人に話しを聞いたところ。大会によって差はあるけど、基本的にラグは付き物だと言うのです。僕はその話しを聞いた時、ラグの問題が勝敗に影響してしまうかもしれないという懸念よりも先に

『こんなラグだらけの大会なんてクソじゃん。面白くないじゃん。』

という考えにしかなりませんでした。その場でいきなりモチベーションがガクーン!と下がったのを覚えています(笑)しかし出場しているからには優勝を目指そうと思い、無理矢理頭の中を切り替えました。そして僕はここでまた新たな経験をすることになります。

鉄拳修羅の国、韓国勢との大会での激突。対戦相手は女キャラクターを巧みに操るプロゲーマー『CHANEL(シャネル)。』CHANELとは実は僕が熊本在住の時にオンライン対戦で野試合をしたことがあり、その時は僕が勝利していました。だから韓国勢が相手とはいえ、気持ち的にヒヨっているということはまったくありませんでした。

しかし大会と野試合は違いましたし、現実は甘くなかったです。配信台ということもあり、より一層強く感じるラグの中で、相手はそれを感じさせない俊敏な動き、的確な判断。そして鉄拳の実力そのもの。気合いで一試合は勝ち取るものの、結果的に僕は彼に敗北しました。更にその次の試合でも韓国最強デビル使いと名高い『qudans(クダンス)』と激突し、あっさり敗北してしまいました。

『(ラグさえなければ…)』

こんな言い訳を考える余地すらありませんでした。ラグなんかなくても、結果的に実力でねじ伏せられていたことだろうと僕自身が一番分かっていたからです。彼らは落ち着いて全てに対応し、常に的確な判断を選択していました。そして彼らはベスト8まで上り詰め、壇上で頂点を決める戦いを繰り広げていました。その姿を会場の端から一人で眺めている自分…(笑)

その時、僕はMASTER CUP主催者の『まさかり仁(以下まさかりさん)』さんに言われた言葉をふと思い出しました。

まさかりさん「確かにラグとか昔とは違う慣れない要素もあるよ。でも仕方のないことなんだ。これを乗り越えて勝つことも実力なんだよ。これが今の鉄拳なんだよ。いつだって時代について来れない、受け入れられない人達が去っていく。これからのすべては刈次第なんだよ。」

もうその時の僕は環境への不満とかどうでも良くなってました。なんでもいいから負けたくない。自分よりも強いやつらは許せない。

大会で負けた事実、そして今の自分がまだまだ経験不足の未熟者だとも言われた気がしたことに無性に腹が立ちました。もうこんなムカつく思いはしたくない。自分の唯一の取り柄なんて鉄拳が強いことぐらいなんだから、せめてこれだけは負けたくない。吉光最強ではなく、吉光で鉄拳最強になる!そう心に誓いました。

一見、バトル漫画的な展開で悪くないお話にも見受けられるのですが、僕は東京に来た当初の目的をここで完全に見失っています。本当に何を考えているんでしょうかね。

最後まで読んでくれてありがとうございました。今回はここまでにします。

ところで最近、鉄拳やめたの?と聞かれることがたまにあります。やめてるのかどうかは知りませんが、正直やりたくはないです。今はですね。

次回『初めての海外遠征inシンガポール、厳しさを知る。』

おまけの今日の一枚『懐かしのKnee vs Kyushu告知画』集中しすぎて対戦後ゲロ吐いたのは良い思い出ですね。